ダイエット基礎理論②
こんにちは。
パーソナルボディメイクサロンCherishの大小田です。
前回のブログでは「摂取カロリーと消費カロリーの関係」についてお話してきました。
今回もこのカロリーについてお話していきます。
まずは食べ物のカロリーについて見ていきましょう。
エネルギーのもととなる「三大栄養素」・・・
まずは食べ物には「三大栄養素」と言われるエネルギー物とが含まれています。
「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の三つに分けられ、それぞれ体の中で1gあたり炭水化物が4㎉、タンパク質が4㎉、脂質が9㎉となっています。
という事は一番カロリーが高いのは「脂質」という事になりますね。これがカロリー制限ダイエットでは一番肝心なポイントとなり、脂はカロリーが高いので太ると考えられてきました。
ただ逆を考えれば少ない量でたくさんのカロリーを摂れることからエネルギーとしてはエコなわけですから貴重な栄養素であることも言えますね。
簡単なカロリー制限は脂質を抑えること!ただしエネルギー効率が悪くなるデメリットもあることは頭に入れておきましょう。
では次に消費カロリーについて考えていきましょう。
運動による消費カロリーって・・・
食べ物でカロリーを制限するには脂質を抑えるのが手っ取り早いことはわかりました。今度は消費カロリーを増やしていくことを考えますね。
前回のブログで少し出てきましたが、消費カロリーには「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘発性熱産生」という3つがありましたね。
この中でよく言われるのは、「筋肉をつけて基礎代謝を上げよう」とか「運動をして活動代謝を増やそう」というのが多いですね。
しかし、運動指導士がいうのもなんですが、筋肉は簡単には付きませんし、運動の消費カロリーなんて大してありません。
例えば筋肉が1キロ増えたとして、増える基礎代謝量は50㎉程度です。おせんべい2枚ぐらい食べれば超えますよね。。。
また前回少し触れましたが、フルマラソンを走っても計算上は2000㎉超えるぐらいの消費カロリーでしかありません。
ですから消費カロリーを増やすという作業は非常に大変なんですよね。
そこで注目していただきたいのが「食事誘発性熱産生」という項目。これは一日の消費カロリーの約10%ほどになります。
もしダイエットを意識して食事を極端に減らしたり、食べないダイエットをするとどうでしょう?
この食事誘発性熱産生を失くしてしまうことになりませんか!?10%もの消費量を減らすことになるのです。
消費税10%がかからないってなるとお得ですよね!?10%ってバカにはできない数字なんです!!!
ですからダイエットの食事はしっかり食べることも必要だということ!!
今後はその辺の話に移っていきたいと思います。
カロリーばかりにとらわれると色んなことを見失うということを覚えておいてくださいね!
ダイエット基礎理論①
こんにちは。
パーソナルボディメイクサロンCherishの大小田です。
今回から「ダイエットの基礎理論」ということでお話していきたいと思います。
このコロナ禍で運動不足の方が多いですね。昨年から10キロ体重が増えましたという新規の客様が数名いらっしゃいました。
もちろん原因は運動不足だけではないですし、ひとえにダイエットといってもやり方は無数にあります。
そんなダイエットの基本的な部分から解説していきましょう。
ダイエットとは・・・
「ダイエット」に興味のある方はたくさんいらっしゃると思います。
そんなダイエットですが、皆さんは意味をご存じでしょうか??
そもそもダイエットとは、日常的な食事のことを表します。
つまりダイエットとは「食事」なんです!!!
日本でダイエットといえば痩せるための食事や運動などを表すと思います。
私はパーソナルジムを運営しているのでダイエット目的で来店いただくことが多いのですが、運動で痩せる部分は多くないとお話はしています。
なぜならダイエットは「食事」だからです。
ですから大手パーソナルジムのような食事制限をするのかというと・・・しないのですがね。
ということでまずはダイエットは食事が基本になりますので、食事についてみていきましょう。
摂取カロリー<消費カロリーが痩せる!?
まずはカロリーのお話。最近ではほとんどの食べ物やメニューにカロリー表示がされていますよね。それだけカロリーを気にする人が増えているということですが!
ほとんどの方がご存じの通りカロリーには食べたり飲んだりして摂取する「摂取カロリー」と呼吸や運動などで消費する「消費カロリー」の2つがあります。
ダイエットの当たり前として「摂取カロリー<消費カロリー」と言われます。
摂取よりも消費が多ければカロリーが減ってダイエットできるという理論ですね。
簡単な足し算引き算の世界なのでわかりやすくていいですね。
さて、では本当にこれで痩せるのでしょうか??
これで痩せられたら簡単にいくような気がしませんか!?
ということで本当に痩せられるかというと・・・
痩せられる場合と痩せられない場合がある・・・が正解です。
なんじゃそれ!!と言われるかもしれませんがその人によるということです。
では痩せられる場合を考えてみましょう。
ある実験で3名の男女が1週間3食をマクドナルドのセットを食べるというものがありました。
3名は標準体重をオーバーしていて、毎日の摂取カロリーが3000~5000㎉摂取しているという方々でした。(成人男性の一日の摂取カロリー目安2200㎉±200、女性1400~2000㎉)
そして3食のマクドナルドのセットは、1日の摂取カロリー目安を超えないことが条件でした。
さて1週間後3名の体重がどうなったかというと・・・
3名とも減量していた!!!
という結果が得られたそうです。
1週間マクドナルドだけを食べて減量できるんです。マクドナルドを食べるから太るというのは間違い。どう食べるかで変わってくるということです。
この方たちは普段の食事が摂取カロリー過多でした。それをマクドナルドで摂取カロリー制限したことで減量につながったということになります。
このため、摂取カロリーを減らしていけばダイエットが可能になることがわかりますね!
でも実際は食べなくても体重が減らない、逆に太ってしまうなんて方がいらっしゃるのも事実ではないでしょうか?
また現実的に考えて一生摂取カロリーを控えて消費カロリーを多くすることは不可能です。
ちなみに消費カロリーを増やすとなると運動ですよね!?
例えば体重50キロの方がフルマラソンを走った場合のおおよその消費カロリーは2100㎉になります。フルマラソンを走ってやっと一日の摂取カロリー目安に届く程度です。
もちろん消費カロリーには他にもあります。
生きているだけで消費する「基礎代謝量」、先ほどの運動や生活活動で消費する「生活活動代謝量」、食事での租借や嚥下、消化などで消費する「食事誘発性熱産生」があります。
これらを合わせたものが1日の消費カロリーになるわけですが、先ほどの例でフルマラソンを走ったとして約4000㎉消費する感じになるでしょう。これを毎日や週2回できるかというと、、、身体を壊してしまいますね。
ですから摂取カロリーを抑えることで痩せられる場合、消費を上げて痩せられる場合はありますが、それだけで痩せられるかはかなり限定的になるということです。
最近ではカロリーだけに気を付ける方は少なくなってきてはいますが、カロリー神話にとらわれるのは危険です。
あくまで参考にカロリーを計算しておくというスタンスがいいのではないかと思っています。
長くなりましたが、カロリーで痩せられるかは時と場合によることを理解しておいてくださいね!!
次回はもう少しこのカロリーについて深堀していきますのでぜひお楽しみに(^^♪